Hardik Dewra

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運用型広告のランディングページのUTM計測

パラメータをどこに入れるか、GA4が独自のmediumを無視する理由、そして壊れたレポートで一四半期を溶かさない15分のチェック。

広告のリンクにタグをつけて、すべてのクリックが正しいチャネルレポートに入り、ランディングページまで生き残るようにします。運用型広告のランディングページのUTM計測は、3つに集約されます。Google Adsでは自動タグ設定をオンのままにする。UTMパラメータは最終URLに直書きせず、最終URLサフィックスに入れる。そして、ランディングページに着地したときにクエリ文字列が落ちないようにする。

Google Adsは自動タグ設定に任せる

自動タグ設定は、クリックされたURLにgclidを足します。example.com は example.com/?gclid=123xyz になります。新規アカウントでは初期状態でオンです。Googleのドキュメントによると、GA4では自動タグ設定が手動タグ設定より優先されます。上書きの仕組みがないためです。つまり最終URLに utm_source=google や utm_medium=cpc を直書きしても、GA4では何も得られませんし、gclidが失われればコンバージョンのデータを落とすことすらあります。自動タグ設定はオンのままにしてください。UTMを重ねるのは、CRMやメール配信ツール、スプレッドシートなど、後工程でどうしても必要な場合だけです。

パラメータの置き場所は最終URLサフィックス

Google AdsにはURLの入力欄が3つあり、間違った欄に入れる人が絶えません。最終URLは、余計なもののないページのアドレスです。トラッキングテンプレートは、リダイレクト型の計測システム用で、先頭に {lpurl} が必要です。パラメータを入れるのは最終URLサフィックスで、先頭の疑問符は書かず、アンパサンドでつなぎます。src=google&kwd={keyword} のような形です。下の階層で設定したサフィックスは上の階層を上書きするので、共通のパラメータはアカウント単位、例外はキャンペーン単位に置きます。サフィックスのパラメータはパラレルトラッキングでも残ります。gclidとぶつかるのは、最終URLに直書きしたパラメータです。

GA4は、勝手に作ったmediumを無視します

GA4は手動タグの流入を正規表現で振り分けます。セッションが有料として数えられるのは、utm_medium が ^(.*cp.*|ppc|retargeting|paid.*)$ に一致したときだけです。だから cpc、ppc、paid_social、paid-social は通ります。facebook、social、fb-ads、meta は通りません。Paid Socialに入れるには、GA4がソーシャルサイトだと認識しているsourceも必要なので、両方を正しく書く必要があります。mediumを間違えると、その流入は別のチャネルかUnassignedに滑り込み、有料ソーシャルがなぜこんなに小さいのかと一四半期悩むことになります。Meta、LinkedIn、TikTokには utm_medium=paid_social を使い、Googleは自動タグ設定に任せてください。

リダイレクトとページビルダーがパラメータを食べます

Googleは、サイトでリダイレクトを使っている場合、gclidが最終的なランディングページまで届くようにしないとコンバージョン計測が壊れる、と注意しています。ほかのパラメータも同じです。短縮URL、末尾スラッシュの強制、wwwあり・なしの統一、httpからhttpsへの転送、地域リダイレクト、一部の同意管理ツールは、どれもクエリ文字列を落とします。見分け方は、Google Adsでは数百クリックあるのに、GA4では同じページがdirectに分類されている状態です。整えたURLではなく、実際に配信されるURLでテストしてください。

半年後に読めるキャンペーン名を書く

形を決めて崩さないことです。channel_objective_offer_date、全部小文字、要素の区切りはアンダースコア、要素の中はハイフン。paid_social_lead_audit-offer_2026-03 は1年後でも読めます。GA4はこの値の大文字と小文字を区別するので、Facebook と facebook は同じレポートに2行として並び、どちらも正しくありません。使う文字列は共有シートに置き、リンクは必ずそこから作ります。2人が1か月それぞれ好きにタグをつけると、誰も信用しないチャネルレポートができあがります。

パラメータをフォームに渡す

どのキャンペーンがリードを生んだかは、アナリティクスが教えてくれます。営業チームが必要としているのは、それが人に紐づいた状態です。ページの読み込み時にクエリ文字列を読み、値を保存して、フォームの隠しフィールドに書き込みます。そうすれば utm_campaign、utm_content、gclid がCRMのレコードに届きます。ラストタッチだけでなくファーストタッチも保存してください。そうしないと、自分で予約されたデモがすべて指名検索から来たように見えます。これは後からオフラインコンバージョンをGoogle Adsに取り込むための条件でもあり、検討期間の長い商材をまともに最適化する唯一の方法です。

出稿前、15分のUTMチェック

配信中の広告URLをコピーします。打ち直しません。シークレットウィンドウに貼り、リダイレクトがすべて終わったあともアドレスバーにパラメータが残っているか確認します。テストのリードを1件実際に送り、CRMのレコードにキャンペーンとgclidが乗っているか見ます。GA4のリアルタイムを開いて自分のセッションを見つけ、チャネルがUnassignedやDirectではなくPaid SearchかPaid Socialになっていることを確認します。そのあと、Google Adsにクリックが計上されているか見ます。4つの確認、コーヒー1杯分で、壊れたレポートの上に一四半期分の判断を積む事故を防げます。